旅
2019.9.10
祈りの島、五島列島を旅した。
夢のような5日間を過ごした。
詳細は旅の話は別でまとめるつもりだが、
何もかもは上手くいってないし、日程全てがベストとは言えない。
(例えば、天気はイマイチだったし、今回は行けなかった所がいくつかある)
それでも、上手くいかなかったところも
含めて自分にとって特別な旅になった。
生まれ育った町は、田舎とも都会とも
言えない画一的な郊外の一つで、
自分にとっての田舎は、今は立て壊されてしまった父方の祖母の家だった。
古い長屋、骨董品や掛け軸、和室の匂い。
古びたトイレの扉も、タイル地の風呂も、
何もかも懐かしい。
五島列島の旅は、自分にとっての
「田舎」の原風景を思い出させてくれた。
特に、観光地化されきっていない、
島の人がごく自然に暮らしている地区は、
都会暮らしで忘れていた、人としての暮らしをそのまま残しているようだった。
地元を離れて3年半近くになった。
自分では気づかないうちに、都会に毒されていたのかもしれない。
もう少しで新しい生活が始まる。
多分、今までみたいに慣れていくんだろうと思う。
思い出だけじゃ生きていけないから、
もう一度、ここから始めよう。
何もかも嫌になったら、
もう一度五島列島に行こうと思う。
次は、運転できるようになっていたい。
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