青
2019.2.10
大学の同期の結婚式の二次会に参加した。
心からおめでとう。
大学入学して、2つの軽音サークルに入った。
色々考えて、大学3年になるときに一つ行くのを辞めた。
単純に忙しかったのと、なんかもう一つくらい理由があった気がするけど、よく覚えていない。
結婚した同期は俺が辞めた方のサークルの部長だった。
初めてバンドを組んだのは多分そいつだったと思う。
卒業ライブに、2年しかいなかった俺を呼んだりしてくれた。
そいつが東京に遊びに来た時、転職するって話を聞いてうちの会社を勧めた。
気がつけば後輩になっていた。
不思議な縁だと思う。
そのサークルは、2年しかいなかった俺を卒業ライブで温かく迎えてくれた。
今でもよく遊ぶ同期や後輩、会社の後輩になるやつもいる。
こんな薄情なやつ、斬り捨ててしまえばいいのに、みんな優しい。
人も、集団も、深い付き合いが苦手だ。
「自分の殻に篭ってしまうところがあるから、殻を破って欲しい」
中学の先生にそう言われた俺は、殻に篭ったまま、それなりにやっていく術だけ覚えて、本心を、根っこを晒せなくなってしまった。
先輩、後輩分け隔てなく深い付き合いをすること。
行きつけの店を持って、常連さんと仲良くなること。
同じ集団で恋人や彼女を作ること。
どれ一つ、俺にはできなかった。
だからきっと、あのサークルが羨ましかったし、そこにいることに負い目を感じていたんだと思う。
生きていても、二度と会わないなら死んだのと変わらない。
人が死ぬっていうのは、記憶からいなくなることなんだと思う。
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